9月2日にドイツのベルリンで開催されているIFA 2015で、ソニーは「Xperia Z5」の発表を行いました。「Xperia Z5 Premium」は世界初のスマホに4kディスプレイを搭載です。
爆熱機と不評のZ4からの後継機にさらに4kディスプレイを付けてはたして大丈夫なのかという疑問はありますが、どのようなものなのか具体的に発表内容を見てみます。
4k解像度を誇るPremium
注目すべきは、スマートフォン初の4kディスプレイ搭載機のPremiumでしょう。
薄型テレビやPCモニターでは4kが普及しつつあります。画面サイズが大きいからこそ有効な解像度ですが、はたして5.5インチ程度のスマホでは意味があるのでしょうか。
また、4kで映像を表示すると2kの4倍の解像度なので、その分だけ映像処理に負担がかかり発熱とバッテリーの消耗が気になります。
しかし、メールなど大部分の画像は2k解像度であり、単純にdot by 4dot（4画素を1画素として表示）で拡大して負荷を減らしているようです。また、液晶自体にメモリを搭載する事で、画像の書き換え時に、本体の負担を減らす工夫もされています。
もちろん4k解像度を生かすために、4k未満の映像や画像はソニーの「X-Reality」を使ったアプコン技術で高画質化されます。
現状ほぼ最小サイズの4kディスプレイには惹かれるものがあります。もはや印刷物クオリティと言っても過言ではない程の映像を見れるかと思うと興味深いですね。
気になるスペックや機能は
「Xperia Z5 Premium」「Xperia Z5」「Xperia Z5 Compact」の3機種でスペックはほぼ同等です。
まず、チップセットは、「Snapdragon 810」と予想された820ではなくZ4と同じ810でした。
背面のメインカメラは、2300万画素の「Exmor RS for mobile」COMSセンサーとZ4までとは変更し大幅な性能アップです。オートフォーカスも0.03秒と高速化し、デジタルズームの画像補正なども性能アップしています。もちろん4k動画撮影も可能。
また、電源ボタン部分には指紋認証センサーを装備しています。電源ボタンと一体化しているので、自然とロックを解除できそうです。
サイズは上位から、5.5インチで4k、5.2インチでフルHD、4.6インチでHD。
メモリは、3GB、3GB、2GB。
ストレージは、全て共通で32GB。
重量は、180g、154g、138g。
バッテリーは、3400mAh、2900mAh、2700mAh。
デザイン
もっとも特徴的なのは、「Xperia Z5」「Xperia Z5 Compact」には背面にフロストガラスと言って、半透明のすりガラス状のものを採用し、すべすべとした手触り。（画像左）
「Xperia Z5 Premium」は、光沢があり高級感のある仕上がりになっています。（画像右）ただ指紋が付きやすいらしいのでどうなんでしょうか？
まとめ
4kは気になりますが、価格もかなり高いので購入には二の足を踏みますね。
しかし、発熱問題は解決しているらしいので、Z4を回避してZ5を待ってみるのも良いかもしれません。Z3もお高くなっていますからねｗ
